【意外と忘れがち!?】アクセス解析の3つのポイント!
こんにちは某デジタルマーケティング会社KAIZENディレクターのたかし1号です。
さっそくですが、アクセス解析というワードを聞いたことがない人は、あまりいないのではないでしょうか。
いまや企業のマーケティングにおいて、デジタルを欠かすことは致命的。
そして、デジタルマーケティングを行う上でアクセス解析はどの企業でも重要なタスクです。アクセス解析を行うことで、自社サイトの仮説や課題、改善施策後の効果検証が見えてくるからです。
今回はそんなアクセス解析で"意外と忘れがち"な3つのポイントをお伝えします!
1:サイト全体の流れを把握する
「アクセス解析やってますよ!」と
クライアント様から資料を提供いただいても、
「ふーん、で?」となってしまうことが少なくありません。
「サイト全体のPVがXXXです。」「サイト全体のセッションがXXXです。」
「このページの離脱率がXXXです。」「このページのPV数はXXXです」
というような個別ページの定点数値、スタティックな集計レポートに終始してしまっていて、 サイト全体の大きな分析ができておらず、全体の流れの把握や、全体のボトルネック箇所(課題ポイント)が把握できていないことが多いです。
サイト全体を分析には大きく分けて3つのフローしかありません。
【流入→サイト内回遊→コンバージョンor離脱】
の3つのフローです。
「木を見て森を見ず」とはよく言いますが、アクセス解析でも同じ。
まずは3つの大きな流れを分析し、サイト全体を把握することを意識しましょう。
2:分析の基本①:分ける(セグメントする)
サイト全体の傾向がある程度把握できても、それだけでは現状把握で留まってしまいます。
ここから、全体の傾向をさらに分析していくことで、サイトの課題や仮説が見えてきます。
分析の基本は、まず「分ける(セグメントする)」ことです。
以下に具体例を示します。
- ユーザー・・・誰が
会員/非会員
性別
年代
新規/リピータ
・・・etc - 時期/曜日・・・いつ
今年/昨年/一昨年
・・・etc - サイト内の行動/ページ ・・・どこに
トップ
一覧
詳細
・・・etc - 来訪チャネル ・・・どこから
ソーシャル
自然検索
広告
メール
・・・etc - CVポイント 何を/どこで
詳細ページで購入
ヘッダーから登録
・・・etc - デバイス どうやって
PC
モバイル
タブレット
・・・etc
上記の視点で分けて、網羅的に分けること。
もうおわかりですよね?
情報伝達の基本でもある「5W1H」が基本になっています。
何をどう分析したらいいかわからない、となったら「5W1H」を思い出してください。
分析の基本②:推移で比べる
分ける条件が決まったら、次に行うことは"比べる"ことです。
例えば、性別・年代で分けて比べることで、自ずと流入元が違ってきたりします。
ここで初めて仮説や課題に繋がってきます。
または、何かしら施策を実施する際にも、施策前後の期間で比べることで、施策の効果が見えてきます。
比較するときは同じ条件で行うこと、そして推移で比べることが前提です。
以下に具体例を示します。
- 推移
月次推移 ・・・5月は4月よりも。。。
日次推移 ・・・日曜日は月曜日と比較し。。。 - 昨年同月・同期比 ・・・昨年と比べて今年は。。。
- 同じ期間
時刻 ・・・昼が夜が。。。
週 ・・・土曜日は木曜日と比較し。。。(あ、日次推移と同じかw
定点数値だけ見ていても、仮説や課題が見つかることはあまりありません。
推移で見ることを意識しましょう。
また、技術的なことをいうと計測タグは一度入れたら基本的には変更しないことです。(過去との比較ができなくなってしまうため)
どうしても計測タグを変更しなければならない時は、
前提として過去データとの比較ができない
(厳密にいうと、正しい数値での比較にならない)ことを
予め理解して進めるようにしましょう。
結論
意外とわすれがちなアクセス解析の3つのポイント!
いかがでしたか?
今回は意外と忘れがちなアクセス解析の3つのポイントについて解説してみました。
最近ではAIが自動でアクセス解析をしてくれるサービス、ツールもたくさん出てきていますが、 データを見る上でも今回の3つのポイントを意識したほうが、よりAIツールも上手に使えると思いますよ!笑
AIのアクセス解析ツールについてはまた別のタイミングで。
本ブログライターの「ジェイ」や「たかし2号」が解説してくれるかもしれません。
この記事を書いた人
たかし1号:KAIZENディレクター
制作・効果検証・改善提案をメイン業務としながら、PDCA改善運用ディレクション全般担う。 最近ではコンテンツプランニング、運用コンサル領域でのお仕事が増加中。 モットーは"誰かのために何かをする喜びは自分のために何かをする喜びより大きい"