もはや罠。セッション数とページ別訪問数とユニーク表示数の違い。

こんにちは丼です。

普段からGoogle Analyticsを使っている方であれば「コンテンツグループ」という機能を使って、レポート画面をカスタマイズしている方も多いでしょう。

コンテンツグループはウェブサイト全体のページ群をグルーピングできる機能ですが、コンテンツグループごとに「訪問数」を求めようとする時には注意が必要です。

訪問数を求めるのにもっとも実態に近い指標はセッション数だと思うかもしれませんが、正解は「ユニーク表示数」です。

聞いたことがないぞ、という方もいるかもしれませんね。Google Analyticsの中でニッチな指標の1つだと思います。なぜユニーク表示数なのかは以下にまとめましたので、定義を今一度確認してみてください。

セッション

セッションとは「サイト内に流入してから離脱するまでの一連の流れ」です。
開始 → ページ A → ページ B → 離脱
この場合、それぞれのページのデータは次のように表示されます。
ページ A: セッション数1
ページ B: セッション数0
Session - Analytics Help

ベージ別訪問数

ベージ別訪問数とは「指定したページが一回以上閲覧されたセッション数」です。
開始 → ページ A → ページ B → 離脱
この場合、それぞれのページのデータは次のように表示されます。
ページ A: セッション数1、ページ別訪問数1
ページ B: セッション数0、ページ別訪問数1
The difference between AdWords Clicks, and Sessions, Users, Entrances, Pageviews, and Unique Pageviews in Analytics - Analytics Help

ユニーク表示数

ユニーク表示数とは「グループ内のページが 1 回以上表示されたセッションの数」です。
開始 → グループXのページA → グループYのページB → 離脱
この場合、それぞれのグループのデータは次のように表示されます。
グループX: セッション数1、ユニーク表示数1
グループY: セッション数0、ユニーク表示数1
Content-Group data in your reports - Analytics Help

[すべてのページ]のレポートでプライマリディメンションをコンテンツグループにすれば、「ページ別訪問数」の指標が「ユニーク表示数」に自動で切り替わるので問題ありませんが、カスタムレポートなどを作成すると、どの指標を見るかはユーザー側で決めなければいけないので、騙されないように気をつけてください。

ではでは！